【CJC=東京】米小売り大手「コストコ」は20日、カリフォルニア州シミバレーの店舗で、聖書を「フィクション」のラベルで販売していたことについて謝罪した。
発端となったのは、シミバレー「ディスカバリー教会」のカレブ・カルテンバック牧師が15日、コストコで買い物中に聖書に貼られた値札に「フィクション」と記載されているのを見つけたこと。牧師が撮影した写真をツイッターに投稿したのを受け、多数のコメントやリツイートが相次いで寄せられた。批判の声がある一方、「コストコの表記は正しい」と賛同する意見もあった。
信者の一人は地元のテレビに「(分類は)間違っている。聖書の内容は(フィクションではなく)真実だと信じている」と語るほど。
コストコは、表記は宗教的判断ではなく、単なる手違いに過ぎないとして謝罪したが、ボイコットを呼び掛ける動きもある。ただ牧師は手違いだと認め、今後もコストコでショッピングすると言う。