11月の米大統領選が近付く中、米メディアではオバマ大統領、ロムニー氏双方をののしる発言が目立っている。オバマ大統領に対しては、ロムニー氏が「真実を述べておらず、誰がそのような人物がこの国を導くことができると信頼できるだろうか?」と糾弾する発言を行った。一方ロムニー氏に対しては、1999年で関係が切れたとしているプライベート・エクイティ・ファンドベイン・キャピタルとの関わりについて、それ以降に米証券取引員会(SEC)に提出した書類に名前が記録されていることから、「大きな過失をしている」と批判されている。
米メガチャーチ牧師のリック・ウォレン氏は、フォックス・ニュースに対し、8月下旬に「大統領フォーラム」を開催する予定であることを明かした。17日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。
同フォーラムの目的は「社会的な礼儀正しさを促進し、人々が互いにののしり合うことなく主な意見の相違点について吟味するため」であるという。ウォレン氏は民主党オバマ大統領、米共和党大統領候補のロムニー氏双方と接触を保っており、両氏とスケジュールを調整、ちょうど米共和党全国大会前の週の8月20日から24日にかけて、同フォーラムの開催を予定しているという。
2008年にも同様のフォーラムを開催しており、当時ウォレン氏は民主党、共和党両大統領候補者に対し「あなたのこれまでの人生の中で最大の道徳的失敗は何でしたか?」という質問を投げかけていた。
当時の米共和党大統領候補者であったマケイン氏は「初婚が失敗であった」と回答していた。一方オバマ氏は困難な子ども時代の生活体験やドラッグを試みたことを明かしし、自己中心の結果招いた失敗であったと述べていた。
また両候補者が共にキリスト教の信仰について証し、キリストの信仰が人生にどのような意味を与えてきたかを伝えていた。オバマ氏は「イエス・キリストが私の罪のために死なれました。(中略)そして彼によって贖われました」と述べていた。
マケイン氏は自身のキリスト教信仰について、「救われ赦される者となった」こと、ベトナム戦争時に捕虜となっていた時、刑務所の護衛の一人がクリスチャンであったことなどを明かしていた。
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