【CJC=東京】スーダンのハルツームにある福音長老教会の聖書学校が4月21日、襲撃され破壊された。南スーダンとの抗争激化の一環と見られ、世界教会協議会(WCC)などが抗議している。
イスラム教過激派と見られる500人近くが、市内ウエスト・ゲリーフ地区の教会敷地に侵入、聖書を燃やし、建物や什器を破壊、略奪した。イスラム教が優勢なスーダンでキリスト者の間に恐怖が深刻化している。
世界教会協議会(WCC)と全アフリカ教会協議会(AACC)は24日、共同声明で、重大な懸念を表明した。
政府と反政府勢力の抗争が続くダルフール県ニャラ町で、公安当局がスーダン教会協議会の財産を接収したとも報じられている。