主にあって、その大能の力によって強められなさい。・・・神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。・・・腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。・・・救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。(エペソ6:10~18)
今回のインド伝道のためにお祈りくださり、心から感謝いたします。現在、インドはヒンドゥー教至上主義の体制により、キリスト教は激しい迫害を受けています。しかし、主は力強く働いてくださり、2日間の牧師セミナーと3日間の “癒やしと解放の伝道集会” を開催し、大成功であったことをご報告します。そんな恵みの中での一番の衝撃は、集会中に私自身が倒れたことでした。
2日目の集会メッセージを終えて、癒やしの祈りに入った瞬間、意識を失ったのです。数分で意識が戻り、椅子に座らせてもらい、皆さんに、私のために祈る必要はないこと、そして、皆さん自身が癒やされて神の栄光が現れるようにと話し、その集会を終わらせていただきました。感謝なことに、明朝には体調は回復していました。
原因として考えられるのは、疲れやエネルギー不足、もう一つは悪霊による妨害です。今まで1万5千回を超える説教で、もっと体調の悪いこともあったのです。しかし、倒れたことは一度もありません。このことを通して、私は自分の弱さを知り、この1週間、悪魔の妨げにつまずいてしまったことを悔い改めています。また同時に、神様は私に、あえてつまずきを体験させ、私の霊的ボタンを押し、説教者として次の段階を用意してくださったのです。
弱さから立ち上がった者は強くなります。皆さん、期待してください。私の祈りによって、きっとこれまで以上に人々が癒やされ、霊的に解放されます。
今日お開きした箇所でパウロは、霊的な力、主にある大能の力によって強められなさいと語ります。
1. 霊的問題の可能性
12節に「もろもろの悪霊に対するもの」とあります。私たちを取り巻く問題は単なる人間的、物質的なものではありません。クリスチャンが力強く前進しようとするとき、悪魔も全力でそれを妨げようとするのです。私たちを何かでつまずかせ、クリスチャンの喜びや前進、大成功を阻む悪霊の働きがあるのです。悪魔の働きを意識して、霊的戦いのモードを開く必要があります。
2. 霊の武具の必要性
そのために、私たちは霊的武具を身に着けたいのです。14~17節「腰には真理の帯・・・胸には正義の胸当て・・・足には平和の福音の備え・・・信仰の大盾・・・救いのかぶと・・・御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい」とあります。御言葉を読むこと、祈ること、神の前に真実であること、神の義を求めること、誰に対しても平安を意識することを通して、神の武具を身に着けて生きる必要があります。
3. 霊的に強められよう!立ち上がろう!
霊的に強められ、立ち上がり、神の大能の力によって強められましょう。今回の体験を通して、私は宣言します。私は新たな霊的な戦いの段階に入ります。私が語る言葉を通して、救いが、癒やしが、解放が、さらに力強いものになるよう歩んでまいります。
皆さんも、あなた自身の霊的な力を、御霊によって増し加えられましょう。あなたの周りの人々が救われ、一切のしがらみから解放され、強められることを、共に体験していこうではありませんか。
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