１. 神を見る
いまだかつて、だれも神を見た者はありません。もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。（１ヨハネ４：１２）
御言葉の解き明かしとして他の聖書箇所が示されて、その御言葉を悟ることがあります。
「みことばを守っている者なら、その人のうちには、確かに神の愛が全うされているのです。それによって、私たちが神のうちにいることがわかります」（１ヨハネ２：５）
１２節を解くと、「『いまだかつて、だれも神を見た者はありません』。ですから、人の子キリストが『あなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと』（ヨハネ１５：１２）で『みことばを守っている』なら、『神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです』」となります。
「あなたがたのうちには、神の愛がありません」（ヨハネ５：４２）とイエス様は言います。私たちが神を見て知る唯一の方法は、人として来た神イエス・キリストの教えに従い、互いに愛し合うことです。それによって私たちが神のうちにいることが分かり、神の愛が私たちに全うされ、神を見たと悟るのです。
２. 御霊を与え
神は私たちに御霊を与えてくださいました。それによって、私たちが神のうちにおり、神も私たちのうちにおられることがわかります。（１ヨハネ４：１３）
「私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです」（ローマ５：５）
１３節を御言葉で解き明かすと、「神の愛のない『私たちに御霊を与え』、その『聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれて』、『みことばを守って』『私たちが神のうちにおり』、神の愛が全うされて『神も私たちのうちにおられることがわかります』」となります。
私たちは次のような経過をたどると見ることができます。①神を見たことがないので、神の愛がない。②神で人であるイエス・キリストの聖書の御言葉を守り、互いに愛し合う。③イエス・キリストのうちにいる状態になる。④神が御言葉通りに御霊を与えてくださる。⑤神の愛が心に注がれ、イエス・キリストがうちにおられる状態になる。⑥神の愛で愛し合い、神の愛が全うされ、神を見る。
御言葉に従う私たちの心には、聖霊によって神の愛が注がれています。それによって私たちは神の愛を全うすることができるのです。
３. 救い主
私たちは、御父が御子を世の救い主として遣わされたのを見て、今そのあかしをしています。だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます。（１ヨハネ４：１４、１５）
「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです」（１ヨハネ４：９）
１４、１５節を御言葉で解き明かすと、「私たちが神を知らず神を求めなかったときに『御父』は『神の愛』で『御子』キリストを『救い主として遣わされ』、イエスは私たちに罪の赦（ゆる）しといのちの御霊と永遠の『いのちを得させてくださいました』。『ここに、神の愛が私たちに示されたのです』」となります。
神の愛に応えてイエスを神の御子と告白するなら、神は御霊を与えて私たちのうちにおられ、私たちも御言葉を守って神のうちにいます。神の愛を全うするとは、イエス様が弟子たちのために犠牲を払い、最後は死にまで従ったことに見習い、自己犠牲を払って互いに愛し合うことです。
まとめ
神の愛を知り、罪と死と滅びから救われることは、救い主である御子イエス・キリストについて聖書を通して知ることから始まります。御言葉を守って互いに愛し合い、御霊なる主を与えられ、神がうちにおられることで、私たちは神の愛を全うさせていただけます。
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