キルギス共和国内の遺跡や遺構を訪ねるツアーに参加(2017、18年)。その時に立ち寄った東方教会遺構地や発掘品などを紹介しています。
スラブ大学付属博物館とキルギス共和国国立科学アカデミーを訪問。ここには多くの発掘品が収蔵されていた。
1982年発掘の「杜懐宝碑」に「砕葉鎮」と彫られている。このことから、この地に唐代の「鎮」が置かれ、中国唐軍が支配していたことが分かる。砕葉と書いて「スイアブ」と読み、『旧唐書』や『大唐西域記』にその名が出る。682年建碑。アク・ベシム遺跡から出土。
シリア語と十字が彫られた東方教会信徒の墓石、1200年前後のが多い。千個以上発見されたが、多くの収蔵者の手に渡り、紹介するのは一部。
現地の馬と少年たち。多くの牛、馬、羊が放牧されていた。
ショップには、イエス様の降誕を証しする布製のものが売られていて購入。
※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)
『東方基督教遺跡見聞記』(2021年、私家版)
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