聖書は愛の教えと手本が中心であって、あとはどうでもいいことではないのか。
いいえ、そうではありません。聖書は広く、壮大です。
天地万物の創造があり、人間の創造、男と女、その結婚があり、神の命令(掟・戒め・律法)があり、人間の反逆(失敗・堕罪)があり、自然の敗懐があります。神の約束があり、信仰があり、その実現・報いがあります。民族の選びがあり、その失敗とさばきがあり、預言とその成就があります。
神への賛美・感謝・悔い改めがあり、神への奉仕・ささげものがあります。そして、人間の苦難・苦悩・災難・迫害があり、救出・慰め・励ましがあります。悪・罪・誘惑・高ぶり・滅びがあり、忍耐・練達・希望があります。
御子の降誕・十字架・復活がありました。恵みの時代における信徒の成長、実践道徳、交わり、礼典のことも書かれています。パラダイスとハデス、終末の携挙と最後の審判、信徒の復活、天の御国、永遠のいのち、ゲヘナの刑罰も予定されています。
実に、人生と世界について、初めから終わりまで大事なすべてのことが書かれており、決して愛の道徳だけではありません。聖書、神信仰を狭く矮小化してはなりません。
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