キリスト教学校教育同盟(東京・新宿、日本キリスト教会館内)の第95回総会が1日、フェリス女学院大学緑園キャンパス(横浜市泉区)で始まった。2日間の日程で行われる。1日目は初めに礼拝(奨励:廣石望・同大大学宗教主任)がささげられ、06年度の活動報告、会費に関わる規約改正の議事、総会選出理事・監事の選挙、総会特別プログラムとしてシンポジウムなどが行われた。
会費に関わる規約改正では、現在の学校学部等の体制多様化に伴い、厳密な識別が困難であるとして、学校別に課せられた学校割当金が廃止。また、期限を越えて継続していた臨時割当金の失効も確認され、今後は法人単位で割り与えられる法人割当金、学生・生徒・児童数に応じて課せられる学生割当金で同同盟の運営が行われる。
「キリスト教学校の将来に向けて」と題したシンポジウムでは、4人の発題者が現在のキリスト教主義学校における後継者不足など危機的な現状を指摘。今後の担い手をどのように確保・育成していくか検討した。(関連記事)
また役員の選挙では、総会選出理事として▼深谷松男(宮城学院)、▼田中弘志(女子学院)、▼岡野昌雄(フェリス女学院)、▼ルース・M・グルーベル(関西学院)、▼野々村昇(活水学院)の5人、監事として▼佐藤東洋士(桜美林学園)、▼星野彰男(関東学院)の2人(敬称略、選挙用紙名簿順)が選出された。理事は総会選出理事のほかに、地区推薦理事、理事会選任理事を含めて理事長や常任理事などを互選。2日目に役員が発表される。