【CJC=東京】教皇ベネディクト16世が、2012年の復活祭前にメキシコとキューバを司牧訪問する。
教皇訪問の可能性については、すでにバチカン広報室を通じて言及されていたが、12月12日夕、バチカンのサンピエトロ大聖堂で行われたラテンアメリカに捧げるミサの中で、教皇自身によってこの訪問が確認された。
バチカン放送(日本語電子版)によると、典礼暦でグアダルーペの聖母を祝ったこの日、教皇ミサは、ラテンアメリカとカリブ海諸国の独立(1808~24)から2世紀を記念して行われた。
グアダルーペの聖母はラテンアメリカの人々に唯一の光、真理として御子イエス・キリストを示し続けたと述べた教皇は、これからも人々がイエスに導かれ、豊かな信仰の遺産を守りながら、一致と平和、和解と兄弟愛を育み、命と環境を尊重し、暴力や犯罪、貧困や不正義を克服する道を歩み続けて欲しいとの期待を表明した。
そして教皇は、来年の復活祭の前にメキシコとキューバを訪れ、御言葉を告げると共に、人々の中にまっすぐな信仰、生きた希望、熱い慈愛を強めたい、と語った。