アメリカンフットボールチーム、デンバー・ブロンコスのクウォーターバックで敬虔なクリスチャンのティム・テボウは、イエスへの愛を語る機会があることは素晴らしいことだと思っている。
テボウはスポーツ記者たちからのロッカルームでの試合後半戦についてのインタビューの中で、聖句を引用して語ったが、それは彼にとっては普通のことであり、彼はどんな時でも自身が信仰から離れないことは明らかなことだと語っている。
さらに驚くべきことは記者とスポーツアナリストが、テボウの聖句引用を報道し、ストーリーをリードしていることだ。
11月最後の日曜日の試合でブロンコスが延長の末サンディエゴ・チャージャーズを下した後、デンバー・ポスト紙は、「クウォーターバックのティム・テボウは最早アイブラック(まぶしさを抑えるため、目の下に付けるステッカー)に聖句を入れたりはしていないが、ブロンコスは彼が何を信じているか知っている。延長戦の末16対13でチャージャーズに勝利した前夜、テボウはチームメイトに箴言27章17節を引用して演説した」と報じた。
この話は様々な報道機関が報道するところとなり、箴言27章17節の「鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される」から、「アイアンマン説教」あるいは「鉄は鉄の激励演説」と呼ばれている。
デンバー・ポスト紙は、「クウォーターバックは自分が知っている最高のものに頼り、旧約聖書から御言葉を引用することでチームを激励した」と続けた。
「彼は鉄は鉄を研ぎ澄まし、人は人を研ぎ澄ますと言った。その通りだと思うよ。彼は僕たちに力をくれたんだ。あの演説のお蔭で試合に全力投球することができたよ」とブロンコスのラインバッカー、ボン・ミラーは語った。
デンバー・ポスト紙は、1897年9月21日のニューヨーク・サン紙の「サンタクロースは存在するのか」という有名な社説のパロディーを書いた。パロディー版は、「Yes, Virginia, there is a Tim Tebow」「バージニアといえばティム・テボウ。彼は確実に愛や寛大さ、献身する力を備えており、あなたの人生に最高の素晴らしさとたくさんの楽しみを与えてくれることを知っている。ああ、もしティム・テボウがいなかったら世界はどんなに悲しむか。もしバージニアに彼がいなかったら、私たちは悲しみに暮れることだろう」となっている。