淀橋教会(峯野龍弘主管牧師、東京・新宿区)と韓国の基督教大韓監理会・光林教会(金ソンド監督、金ジョンソク主任牧師)が宣教協約を結び、昨年10月から建設を進めていた施設「光林国際ミッションセンター」が完成し22日、関係者らを同センターに招いて竣工式を行った。
このセンターは、社会で心身ともに疲弊した人々のこころの慰めと癒し、キリスト者の全人的ケアを目指して、敷地6000坪を有する広大な大自然に囲まれた青少年健全育成施設「駒ヶ根パノラマ愛の家」(長野県、峯野龍弘理事長)内に開設された。落ち着いた木造建築で、チャペルと宿泊・食堂棟を備えている。
式典には、光林教会の宣教訪問団約40人をはじめ、淀橋教会の教職と信徒、建設関係者や駒ヶ根パノラマ愛の家の関係者らあわせて135人が参加。峯野主管牧師が司式し、金ソンド監督が歴代誌上4:9−10より「福音の領土を広げよ」と題して力強くメッセージを取り次いだ。駒ヶ根・愛の家エルシオンチャペル担任牧師就任式、記念洗礼式、転入会式もあわせて行われた。
センター建設、式典の準備には、建設関係者だけでなく地元の人々もボランティアで参加。淀橋教会の教会員も度々現地を訪れて作業を行った。光林教会は総工費の約8割を出資した。一時、工事が遅れているとの連絡が入ったとき金師夫妻は、20日間の断食祈祷を2回も行い、同センターの完成を熱心に祈っていた。
式典後、野外に開放された宿泊・食堂棟で懇親茶話会が開かれ、日本国際ギデオン協会自立委員長の鈴木留蔵氏(97)と桑原信子牧師(ウェスレアンホーリネス教団八潮キリスト教会)が記念のスピーチを行った。