【CJC=東京】米ワシントンの『ニューヨーク・アベニュー長老教会』で11月23日、格差に抗議する占拠運動の参加者たちに感謝祭の食事が振る舞われた。AFP通信が報じた。
会堂地下室で、ローストターキーやマッシュポテト、トウモロコシ、パンプキンパイなど500人分が提供された。ユダヤ教徒の戒律に沿った食事やベジタリアン用の食事も用意された。
各宗教の人たちが1カ月前に立ち上げた『オキュパイ・フェイス・DC』(首都ワシントンの信仰占拠運動)という組織が企画したもの。これまでにもデモ隊が集まっている市内のマクファーソン広場とフリーダム・プラザで炊き出しや備品の提供、精神的なサポートなどを行っている。
貧富の格差や企業の政治介入に抗議する占拠運動は、発祥地のニューヨークなど米各地では逮捕者が出るなど事件化しているが、ワシントンでは当局が容認し、逮捕者は出ていない。