今年7月に死亡した英国の人気歌手エイミー・ワインハウスのニューアルバム「Lioness: Hidden Treasures」がリリースされることが10月31日、分かった。彼女の死は多くの人に衝撃をもたらしたが、ファンたちはもう一度彼女の歌声を聞くことができる。
2003年にアルバム「Frank」でデビューして人気を博した彼女の地位は、06年リリースの代表作「Back To Black」でさらに高まった。ニューアルバムには、12曲の新曲やカバー曲、過去の未発表曲の何曲かが収録される。
ワインハウスの死は、人々を中毒症の危険により注目させるものとなった。先日ようやく判明した彼女の死因は、自宅でのアルコール過剰摂取だった。彼女はアルコール依存症で、過去5回以上も施設に入っていた。
アルコール依存症で苦しんでいる人たちに手を差し伸べようと、ワインハウスの家族は、この問題に焦点を当てたチャリティー団体「エイミー・ワインハウス財団」を設立した。アルバムの売り上げの一部はこの財団に寄付される。
ワインハウスは薬物乱用で長い間行っていた治療の末亡くなった。家族は当初、彼女の死因はアルコール離脱が原因だったと信じていた。
ワインハウスの葬式中、彼女の父親であるミッチ氏は、娘が素面だったと信じ続けたと伝えられている。ミッチ氏は、医者がアルコール摂取量を徐々に減らし、費用がどんなにかかっても暴飲を避けることを教えていたと明かした。
医者の言い付けを守らなかったことについてミッチ氏は、「エイミーは約束を守る子だった。完全にアルコールを絶ったと信じていた」と語った。