クリスチャンでアメリカンフットボールスターのティム・テボウは、シーズンオフの時は奉仕活動に従事しており、身体障害者の海外の子どもたちへの支援を行っている。
テボウが所属するチーム、デンバー・ブロンコスは、フロリダで開催された試合でマイアミ・ドルフィンズを延長戦の末18対15の逆転勝ちで下し、スポーツ紙の1面トップを飾った。やっとの思いで得た勝利に神への感謝の祈りをささげた後、ティム・テボウ財団は、「キュア・インターナショナル」という福祉団体とともに活動に取り組むことを発表。子どもたちのための両福祉団体は、来月には確実に海外に病院を設立することができると宣伝している。
テボウは、「実際、僕はキュア・インターナショナルとパートナーとして一緒に活動することにすごく興奮しているんだ。この福祉団体がどのような活動をしているのか、福音や癒やしを子どもたちにどのように分かち合っているのかを知った時、、僕は素晴らしいパートーナーになれると確信したんだ」と語っている。
キュア・インターナショナルは、発展途上国で怪我や病気を患った子どもたちに治療を施すことを目的に1998年に設立された。一方、ティム・テボウ財団は昨年組織化し、病院のプレイルームを設立するなど、孤児への支援や重篤な疾患の子どもたちを慰めることに努めている。キュア・インターナショナルの専務を務めるデイル・ブラントナー氏は、「我々はティム・テボウ財団と同じDNAを分かち合っている」と語っている。
テボウは、フットボールがある時とない時の両方を使い分けている。2006年にフロリダの大学のゲーターズフットボールチームに参加した彼は、07年にはヘイスマントロフィーを勝ち取り、08年には国立大学のフットボール大会で優勝を果たした。敬虔な福音主義者の彼は、09年のボウルチャンピオンシップシリーズ中にアイブラック(まぶしさを抑えるため、目の下に付けるステッカー)に「ヨハネ3:16」と記して、9200万人もの人々がその聖句をグーグルで検索するという現象を起こした。
「ティムは強力な証人だ。彼は深い勇気と信仰をもっていて、神と人々の前で謙遜だ。私は、彼の信仰とスポーツの両方に力を入れている姿を尊敬している」とブラントナー氏は語った。
両福祉団体による新組織によって、「貧しい子どもたちを救える環境が拡大した」とティム・テボウ財団の取締役エリック・デレンバック氏は語る。
「ティムは、人々を支援するために神から与えられたプラットフォームを利用しようと財団を設立した。我々の発展の裏側には、奉仕を続ける彼の愛情がある。我々は信頼を得ることで、子どもたちが援助され、彼らの生活が一変することを望んでいる。また、我々の希望と愛を分かち合うことで彼らは幸せを手に入れることができる」
キュア・インターナショナル副社長のリサ・ウォルフ氏は、「我々の団体はアジアや中米、アフリカの20カ国で活動を展開している。これらの地域には非常に貧困者が多く、病気のため子どもたちは苦痛に悩まされている」と述べ、「彼らに対してキリストの愛を説明するためにも、テボウ財団との新しいパートナーシップが重要だ」と語った。
彼女はさらに、「我々が提供する医療ケアは、福音伝播のためのドアを開くことができる。そういう意味でも両福祉団体が提携することによる相乗効果は大きい。我々は子どもたちに、地上での一時的な命だけでなく、永遠の命についての新しい機会を与えることができる」と続けた。