視聴か、勝負か。米国で毎週金曜日の朝に放送されるクリスチャンのテレビ番組では、勝てば誰でも100ドルを手にする機会がある。
参加する視聴者は、木曜日の夜に生放送されている「新プレイヤーTVショー」を見て、金曜日の朝に「フェイスブック」に投函される5つの問題全てに答え、正解しなければならない。グループごとに勝負してメールで解答し、最初に正解した人が100ドルを勝ち取る。簡単なゲームだ。
なぜテレビ番組が賞金を出しているのか。それは、多くの人や企業家、そしてキリスト教団体に対して効果的で力強い援助を提供する組織である「プレイヤーストップ」の創設者に恵みを与えるためだと、同組織創設者のダレル・ランダス氏は最近のインタビューで語った。
「神は賞金を受け取る人よりも与える人により愛をお与えになっている。そして我々は経済と霊の両方で恵みを受ける方法として、この番組を通して受け取れる賞金を問題に正解したご褒美にすることを考えたんだ。」
賞金の提供することで有名なランダス氏は以前、20秒以内に「モーセの十戒」を全て言えた最初の人に2万ドルを贈呈したこともあった。
企業家として成功したランダス氏は、流通販売やマーケティング販売を行った後プレイヤーストップを始めた。組織を立ち上げることを決めたのは、世界中の人たちに救いの手を差し伸べ、素晴らしい教養を共有するというクリスチャンの「権利」を行使することを望んだからだった。
彼は2002年に「グレート・ニュース・ネットワーク」を設立し、福音伝道ブートキャンプを発展させるために福音伝道者のレイ・コンフォート氏や俳優のカーク・キャメロン氏とともに一心不乱に活動。ほんの数年の間に、ブートキャンプによって効果的に人との信頼関係を築くことを学び、数千人のクリスチャンを救った。
ランダス氏は、世界中の教会とクリスチャンたちに有益な援助を行うため、09年にプレイヤーストップを始めた。ウェブサイトによると、彼は神の国のために大成功を収めたと、世界中の新聞に掲載されていると伝えられている。
今月6日から装いも新たに始まったテレビシリーズのテーマは「絶望から希望へ」で、狙いは「教養的なエンターテイメント」を提供することにある。
ランダス氏は、「神が私に聖職者としての役割を与えられた時、預言者イザヤによって告げられた『キリストが来られること』について、旧約聖書から預言を読み取った」とウェブサイト上で述べている。
初めのシーズンは、人間の日常的な戦いと勝利についての「ヨブが歩んだ道のり」が視聴者を魅了することだろう。毎週視聴者は、ヨブがどのように考え、行動し、何を話したのかについて、聖書の御言葉を共有していく。
「我々は、神が霊の勝利のためにこの番組を用いられるだろうと信じているが、シーズンが終わった時、万時上手くいっていれば、それは人々を楽しませるものではないだろう。しかし、それは世界中のクリスチャンに教養を得させ、励まして、権威を与えることになる。そして、彼らがそれぞれの地域でプレイヤーストップから得た伝道的な熱意をもって、伝道を実践に移すことになれば、それは神の栄光になるだろう」とランダス氏は語る。
さらに同氏は、「我々はこの番組が全ての視聴者に恵みを与えることを望み、祈りをささげる。我々は番組で聖書の御言葉を共有することで、視聴者がより良く、より大きく、より強い勇敢なクリスチャンとなることを願っている」と述べている。
番組は毎週木曜日の午後7時半(米国東部標準時)からダイレクトTVの378かNRBのCTで放送中。金曜日には5つの問題に答えて、100ドルを獲得するために、視聴者は生放送の番組を食い入るように見ることだろう。
新プレイヤーストップTVショーに関する情報はこちら(http://prayerstop.org/Multimedia/PrayerStopTVShow.aspx)。