パラマウント・ピクチャーズとニュー・リージェンシー・プロダクションは、バイブルクラシック「ノア」の映画製作を開始した。
映画「グラディエーター」や「アビエイター」でアカデミー賞を受賞した脚本家のジョン・ローガン氏は、ディレクターで共同プロデューサーのダーレン・アロノフスキー監督とアリ・ハンデル氏によって書き直された脚本をもとに映画を製作する。
常にノアを題材にした映画を創作したかったというアロノフスキー監督は、「僕は子どもの時からノアとその家族の物語に魅力を感じ、インスパイアされてきたんだ。無数の人の想像と宗教の叙事的な物語に誘発されてきた。映画を通じて人々にノアの情熱や忍耐強さを伝えることが僕の望みなんだ」とプレスリリースで述べた。
アロノフスキー監督は、映画「ブラック・スワン」でベストディレクターとして、昨年のオスカー賞にノミネートされた。ウェブサイトDeadline.comの報道によれば、昨夏繰り広げられた20th Century Fox映画の入札で「ノア」の版権を勝ち取った。
Slash Filmのインタビューを受けたディレクターは、「ノアの物語は世界の終わりを迎える箱舟のお話。『船』に関連した物語としては、『タイタニック』に次いで2番目に人気の高い題材なんだ。それなのに、なぜこれまでどのスタジオでもこの映画を製作しなかったのか、僕は不思議でならない」と語った。
パラマウント・ピクチャーズは、グループ会社であるバイアコム・エンターテイメントとMTVフィルムズ、 ニコロデオン・ムービーズなどがそれぞれにテレビや映画の事業を展開している。パラマウント・ピクチャーズは映画を製作・配給している。
ニュー・リージェンシー・プロダクションは、この道30年のベテラン映画プロデューサー、アーノン・ミルチャン氏によって設立された。同社が製作の映画「What's Your Number?」は現在、米国で公開中。「Alvin and the Chipmunks: Chipwrecked」も公開間近となっている。