劇団ジーザスクライスト主宰・麻生瑛子の一人芝居「マリー・マグダレーン」熊本公演が、12日に熊本市現代美術館、13日には熊本ベテル教会で行われた。麻生は、7つの悪霊につかれたマグダラのマリアとイエスとの出逢いの場面を、現代に生き生きと蘇らせる演技を披露し、2日間で合わせて70人の観客に「イエスの愛と、罪の赦しと救い」を伝えた。
同劇団は1998年、イエス・キリストの福音を述べ伝えることを活動の目的に、沖縄で始まった。以来日本はもとより、アメリカ、ブラジルなど世界各地ですでに100回以上もの公演を行い、延べ1万人以上にマグダラのマリアの姿を通して「主の愛」を伝え続けてきた。
麻生瑛子は、蜷川幸雄教室(現:蜷川スタジオ)の1期生として入団し、テレビ、映画と数々の舞台で活躍。現在は自ら台本を書き、演出も手がけている。その迫真の演技に、訪れた観客からは、「頭から一直線に電気が通ったように衝撃を受けました」「この劇に寄せる感想にふさわしい言葉が出て来ないほど壮絶で、美しいものでした」「麻生さんの熱演に、圧倒し、感動しました。息つく間も無いくらい、瞬きする間も無いほどに、本当に素晴らしいものでした」などと感想を語った。
熊本ベテル教会の金茂華(キム・ムーファ)牧師は、「キリストの死が生々しく、血の匂いがしました」と話し、緊迫した公演の様子を伝えた。
同劇団の次回公演は11月17日夕方、流山福音自由教会(千葉県流山市)で行われる予定。
問い合わせは、ジーザスクライスト教会(電話・ファックス:045−402−5475)または公式ホームページ:http://www.m-magdalene.net/index.html)まで。