【CJC=東京】ノルウェー教会(ルーテル派)は、7月22日に首都オスロと近郊ウトイヤ島で発生したテロ攻撃で、国際的な教会組織から祈りと支援が寄せられたことに深い感謝を表明した。
同教会のニュース・リリースは、ニュースが伝えられるとすぐに全世界からお悔やみが教会とノルウェー市民に寄せられた、と報じた。
「世界中のキリスト者から寄せられた力強い支援と慰めは、わたしたちに、それがキリストの体の部分であることを示した」とヘルガ・ハウグランド=ビフグリエン総裁監督が声明で述べている。さらに聖パウロのコリントの人々への言葉「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ」(新共同訳)がノルウェーのキリスト者に、特別な方法で現実のものとなった、と監督は付け加えた。
「全地球規模のキリスト者の連帯から寄せられた強い関心は、キリストの愛と思いやりが、悪魔に勝っていることを知って、わたしたちを深く動かしたばかりか、わたしたちの信仰とキリストにある望みを強めた。地球規模のキリスト者の家族の一部であることは、この難局にあってノルウェーの人々に向けて、わたしたちが言葉であれ行いであれ、キリスト者としての証しを示すよう力づけた」と監督は述べている。
テロ攻撃の直後から、ノルウェーのルーテル教会は、他の教会と共に、すぐさま人々への奉仕を始めた。全国の教会は開放され、嘆き悲しむための場所を提供した、と同教会は明らかにした。
「牧師、執事や教会の活動家は、嘆き悲しむ人に耳を傾け、親しい人を失った人、傷ついた人、攻撃から生き延びた人、その家族や友人、そしてこの悲しみの日々に教会を尋ねる多くの人を慰め、支えた」とニュースリリースは報じている。「これらの人の多くは、教会の空間の清らかさに安らぎを覚えた。また長年用いられてきた教会の儀式、聖句、詩篇に、この危機にあって慰めと希望を見出す人も多かった」と言う。