英国内で警官が黒人男性を射殺したことに生じた暴動を受け、青年ミニストリーを中心に英国内の青年たちが暴動の犠牲者の支援や暴動後の市内の片づけを行っている。英クリスチャントゥデイが報じた。
英青年ミニストリーのユース・フォー・クライスト(YFC)センターでは、暴動が生じた地域で被害に遭った人々への食糧・衣服を配給し、家屋を失い、財産や愛する人を失った人々の心のケア活動の調整のため多忙な奉仕を行っている。
YFCによると、英国内では非人道的で犯罪的な暴動に加わる若者が生じた一方、暴動後の後片付けを率先して行おうとする多くの若者が存在していることを強調している。
YFCセンター指導者たちはここ数日多くの若者が自分たちにできることを行う積極的な態度を示し、熱心に暴動後の被害者の支援や後片付けを行っていることを証しした。
ロンドンではクロイドンYFCが暴動で火をつけられた家屋から立ち退かざるを得なくなった人々に食糧や衣服を配給している。同センターディレクターのナオミ・ジョージ氏は「メディアで映されている英国人の若者の姿は、略奪したり、火をつけたり、破壊活動を行ったりしている姿ばかりですが、カメラの向けられていない場所では、弱者のために支援している若者の姿が存在しています」と述べた。
実際多くの英国人青年たちが、暴動後の市街地の片づけや緊急支援サービスを行っている人たちのためにマフィンやクッキーを焼いて配ったり、被害を受けた地域の人々の家を訪れたりしている。 ジョージ氏は「暴動の被害に遭った家族らに対して様々な物資を供給しに集まる多くの青年たちがいます。またさらなる物資供給を募るためにボランティア活動を行う青年たちも存在しています。クロイドンでこのような積極的な影響を与える青年たちがたくさん存在していることを確認できることはすばらしいことです」と述べた。
YFCナショナルディレクターのガヴィン・カルバー氏は、「このような若い人たちが地域共同体に信じられない影響を与えているということを確認することは重要なことです。ユース・フォー・クライストとして私たちは多くの若い人たちがキリストに倣って情熱的な奉仕や祈りを捧げ、市街地で生じた暴動の被害者を支援していることを確認できることを誇らしく思っています」と述べた。