【CJC=東京】マレーシア・セランゴール州ペタリンジャヤのダマンサラ・ウタマ・メソジスト教会が8月3日開催していた夕食会に同州イスラム宗教局が1時間以上にわたって捜索した。
夕食会は難病や天災被害者への支援を行っている非政府組織がボランティア・リーダーや支援者らをねぎらう目的で教会の敷地を借りて主催していた。宗教局は、主催者側の質問に対し通報を受けたためだと説明している。
同教会のダニエル・ホー牧師は、冒涜だと強く抗議。カリド・イブラヒム州首相は、遺憾の意を示した。一方、イスラム宗教問題を担当するハッサン・アリ上級評議会議員は、イスラム教徒に改宗を促す活動があった証拠があると述べ、搜索を擁護した。