【CJC=東京】中国天主教(カトリック)愛国会は、適当な時期に、ローマ教皇の同意がなくても、さらに司教を叙階する準備を進めている。
同会副秘書長のヨセフ・郭金才承徳司教が国営英字紙『チャイナ・デイリー』に語ったもので、7教区で司教叙階を行うという。
具体的な日程は明らかにしなかったものの、準備作業はほぼ終わっている。候補者は宗教局地域委員会に承認申請書を提出する必要がある。他教区から参加する司教も日程調整を要求されている。
バチカンと中国政府の対立は今回、司教がペテロの後継者(ローマ教皇)と結び付いた存在であるか、中国政府の役人として振舞うよう設定されたのか、という点にかかっている。
中国政府は、新司教の任命を必要とする所は40教区あり、教皇の同意のあるなしに関わらず、任命すると公約している。