【ニューヨーク=CJC】米国では、10人に3人は聖書を文字通りに理解しており、実際に神の言葉だ、と言う。ギャラップ調査社が5月5~8日に行った調べでは、この20年間ほぼ同率だが、1970年代や80年代よりは低下している。これまでの最高は80年と84年で、それぞれ40%、最低は2001年の27%だった。
一方、米国人の約半数49%は、聖書を神の霊感による言葉、とするものの、文字通りに受け取るべきではない、という。また別の17%は、聖書を人間が記録した古代の物語、と見なしている。
教派別に見ると、カトリック者の3分の2が、聖書を神の霊感による言葉と信じている。プロテスタントでは、「キリスト者」と自認している人も含めて、聖書を文字通り真実と信じる人が多く41%に達しており、さらに46%は聖書を神の霊感による言葉と信じている。
宗教と関係のない人では63%が聖書は全く神の言葉ではない、としている。