【CJC=東京】中国四川省峨眉山市のロザリオの聖母教会で6月29日、天主教(カトリック)楽山教区のパウロ・レイ・シイン神父が司教に叙階された。政府高官含め約1000人が参列した。同神父の司教叙階にバチカン(ローマ教皇庁)は同意していない。中国天主教(カトリック)愛国会会長のヨハン・ファン・シンギャオ司教(臨沂=リンイ)が主司式者となった。
叙階に参加したのは、寧夏のヨセフ・リ・ジン司教、北京のヨセフ・リ・シャン司教、リャオチェンのヨセフ・ザオ・フェンチャン司教、萬州のパウロ・ヘ・ゼジャン司教、貴州のパウロ・シャオ・ゼジャン司教、唐山のペテロ・ファン・ジャンピン司教。全司教が新司教の頭に手を置いて按手した。全員がバチカンの承認を受けており、シャオ司教、リ・ジン司教以外は、これまでにも、バチカンの承認を得ていない司教の叙階式典に参列している。