【CJC=東京】ENIニュースによると、中国の公認カトリック教会は6月23日、教皇ベネディクト16世の承認を得ずに司教40人以上の叙階を行う、と発表した。
中国天主教(カトリック)愛国会の報道担当が、教会は40教区以上で司教選任の「緊急課題に直面している」とし、「遅滞なく」実施する計画だ、と語った。国営新華社通信が報じた。
この所、バチカンと北京政府は、暗黙のうちに司教選任に合意していた。しかし昨年11月、ヨセフ・グォ・ジンツァイ神父が教皇の承認なしに成都司教に叙階された際、バチカンは「悲しむべき話し」としている。
6月初め、漢口司教の叙階が予定されていたが、これは直前になって取り消された。その際、バチカンの声明は、「緩和された状況」を理由に破門しない、と発表した。