【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は6月4日、クロアチアへ2日間の日程で司牧訪問した。今回の訪問は、クロアチア・カトリック教会主催の『家庭の日』行事への参加が主な目的。訪問のテーマは「キリストにおいて共に」。
バチカン放送によると、教皇は両日とも首都ザグレブに滞在、この間、宗教行事として『若者たちとの前夜の祈りの集い』『第1回クロアチア・カトリック家庭の日記念ミサ』『教会関係者との夕べの祈り』を行った。また政府要人、各界代表者とも会見した。
クロアチア語で行われた空港到着の挨拶で、教皇は、前任者の福者ヨハネ・パウロ2世の3回にわたる同国訪問を想起すると共に、クロアチアと教皇庁の13世紀以上にわたる誠実な友好関係に言及した。
歓迎式典終了後、教皇はイボ・ヨシポビッチ大統領を官邸に表敬訪問、続いてバチカン大使館でヤドランカ・コソル首相および政府関係者と会見した。