【CJC=東京】スコットランド教会(長老派)はエジンバラで開催した総会で5月23日、ゲイとレスビアンの教職志願者受け入れの件で、「同性間関係にある人の訓練と聖職任命受け入れに関する停止措置撤廃をさらに検討する」ため、新たに「神学委員会」を設置することを351票対294票で採択した。
停止措置は2009年、アバディーンで男性の同伴者と同棲していたスコット・レニー氏の任命に関する論議の結果定められたもの。問題検討のため特別委員会が設立され、「さらに調査が必要」とする報告書が総会に提出されたもの。
総会はまた2009年以前に任命された牧師、執事には現任教会に留まることも、希望するなら他の教区に異動することも認めることを決めた。
長時間に及ぶ総会審議の後、「2013年総会に提案するため神学委員会を設立、牧師が民法上の結合関係を祝福すること、またその場合に礼典を執行することへの良心の自由を持つべきか、について検討する」との声明が発表された。
ENIニュースによると、デービッド・アーノット総会議長は、「包容を検討するための一つの方向だが、新しい神学委員会がこの問題について報告することになっており、決定が行われたわけではない」と報道陣に語った。