関西学院大キリスト教と文化研究センター(以下、RCC)は12月14日、「アジアの平和思想とキリスト教」 という主題で第34回RCCフォーラムを開催する。会場は同大上ヶ原キャンパス第4別館。
講師は前島宗浦氏(関西学院常任理事、RCC前教授)。講演内容は「戦中・戦後、日本は何をし、何をしなかったのか」、「日本とフィリピンに関するさまざまな問題と取り組んできた者たちが、飢餓に苦しむネグロス島に関わり始めて20年」、「救済活動、産業による自立計画から民衆交易まで」、「平和が損なわれる状態から平和の創造へ」についてのケーススタディ。
前島氏は同大、同大大学院を卒業後、日本基督教団牧師を経て、日本キリスト教協議会(NCC)総幹事、関西学院常任理事、日本ネグロスキャンペーン委員会代表を歴任した。
共著に『フィリピン問題入門』(NCCキリスト教アジア資料センター、1984)、『暴力を考える−キリスト教の視点から』(関西学院出版会、2005)などがある。