ブラジル訪問中のローマ教皇ベネディクト16世は10日、サンパウロのパカエンブ・スタジアムに集まった約4万人の若者を前に演説し、性や麻薬、暴力などの誘惑から身を守るよう強く呼びかけた。また生命の大切さを強調し、同国内で広がる堕胎公認への動きをけん制した。
教皇はこの日、ルラ大統領とも会談し、学校での宗教教育や教会区の免税化を2010年までに実施するよう要請したが、妊娠中絶や避妊具の使用などの具体的な議題には触れなかった。
2007年5月12日11時39分
ブラジル訪問中のローマ教皇ベネディクト16世は10日、サンパウロのパカエンブ・スタジアムに集まった約4万人の若者を前に演説し、性や麻薬、暴力などの誘惑から身を守るよう強く呼びかけた。また生命の大切さを強調し、同国内で広がる堕胎公認への動きをけん制した。
教皇はこの日、ルラ大統領とも会談し、学校での宗教教育や教会区の免税化を2010年までに実施するよう要請したが、妊娠中絶や避妊具の使用などの具体的な議題には触れなかった。