今月チェコで開催されたヨーロッパ福音主義神学者連盟(FEET)の大会でキリストの体として和解を呼びかける決議がなされた。
会議はプラハ国際バプテスト神学校で開催され15カ国から70人の神学者が参加、5日間に渡って教派間の和解と教派が一致して社会に発言することに関して議論した。
議会では、教会が世俗社会に神からの和解の呼びかけを伝えることに失敗した原因は教派差異を乗り越えられなかったことにあるとの意見が出された。カトリック・プロテスタント・正教会間での争いが世界各地に存在し、福音派内においてさえ和解の求める姿勢が欠如しているという。
FEET会長のバプテスト神学者ヘンリ・ブロカー一般大学における神学教育に保守的福音主義神学者がほとんど影響を与えないままにいたことを批判した。
FEETは1976年イギリスの神学者ジョン・スコットによって創設され、福音主義進学者に励ましを与えるため、国際的な交流が営まれるよう活動している。現在21カ国350人の神学者を擁し2年に一度大会を開催している。