個性あるクリスチャンアーティストが集い、音楽を通して福音を伝える音楽宣教団体「GOCHA」が主催する「Unity Fest’07」が10日から始まり、1日目の「Worship Night」が開催された。今年の「Unity Fest」は3日間、上野公園水上音楽堂を会場に行われる。初日のWorship Nightのテーマは「価値ある関係を築くために」。Unity Festのワーシップチームが賛美をリードし、尾山謙仁牧師(ファミリーネットワーク代表)が自らの罪を認めて歩む大切さをメッセージで伝えた。
Unity Festは毎年14、5組のアーティストが参加する大規模なゴスペルライブ。05年は大阪・服部緑地野外音楽堂で7時間連続のライブが行われ、06年は今年と同じく上野公園水上音楽堂を会場として2日間にわたって行われた。今年はさらに成長して、1日目「Worship Night」、2日目「Club GOCHA」、3日「Revive Vibration」と3日間行われ、2日目には7組、3日目には15組のアーティストが出演する。
今年のUnity Festの全体テーマは「命の尊さ」。初日のWorship Nightでは、その命の尊さを軽んじる原因の一つに、表面的なつながりに終わっている現在の人間関係の奇薄さがあるのではと訴えた。尾山師によるメッセージ、スモールグループでのディスカッションを通して、内実のある「価値ある関係」を築くためにはどうするべきかを、会場の参加者も一緒になって考えた。
「Unity Fest ’07」実行委員長をつとめるROUTE OF SOULの横山大輔と、ゴスペル・ヒップホッパーのN.O.Balance、シンガー・ソング・ライター、ゴスペル・クワイヤ・ディレクターとして活躍中の山本香織を中心としたワーシップチームが賛美をリード。参加者全員が5つのスモールグループに分かれた。その後、薬物依存症であったが、神を信じ救われたブルックリン・タバナクルのダニー・ベラスコさんの証を映像で紹介し、尾山師がメッセージを伝えた。最後に10人前後のスモールグループで互いの紹介もしながらディスカッションを行った。
尾山師はメッセージで、牧会での自らの失敗や、3度イエスを否認したペテロの話、また周囲の期待と自身の姿の間のギャップに耐えられなくなり、一時は神から離れてしまった友人牧師の話など、決してすばらしいとは言えない、人間の弱さ、罪の姿を語りながら、その弱さを認めて歩むことが大切であると伝えた。
2日目「Club GOCHA」(入場無料)は、11日午後5時半から始まり、都内を中心に活動する「JOE-I」や大学生中心のゴスペルクワイヤ「FREE」を指揮するアフリカ出身のエレミヤなど若手アーティストを中心に7組が出演。3日目「Revive Vibration」(当日一般1800円、中高生1000円、小学生以下無料)は明日午後1時半から始まり、神山みさ、ROUTE OF SOUL、N.O.Balance、山本香織、Samuel、ゆかり☆Gospelなど15組が出演する。