同志社大学(八田英二学長、京都・京都市)の今出川キャンパスで26日夜、尼崎脱線事故の犠牲者のための追悼礼拝が行われた。 八田英二学長をはじめ教員や学生約50人が参列し、事故で犠牲となった同校2人の学生の平安を祈った。
神学館礼拝堂に集まった参列者を前に、神学研究科3年の床次隆志さん(26)が「キャンパス全体が深い悲しみに包まれている。痛みを受け止める勇気を与えてほしい」と祈り、全員で賛美歌を斉唱し、黙とうをささげた。
主催したキリスト教文化センターの鈴木直人所長は「普段の礼拝より学生の参加が多かった。2人の平安と遺族の慰めになってほしい」と話した。
追悼礼拝は27日も同大通常チャペル(10時45分〜)の時間に行われる。最終日の28日は礼拝のかわりに祈祷会(午後1時から)を行う。
同事故の被害状況は、27日朝までに死亡が確認された乗客は90人(男性50人、女性40人)、負傷者は456人となった。先頭車両の捜索が現在も続いている。