創造的なプログラムで教会の働きを応援しているジャパンクリエイティブミニストリー(JCM)の藤田桂子代表は28日、御茶ノ水クリスチャンセンターで「中高生性について教えるセミナー2~本当の愛について~」を開催した。中高生の子供を持つ教会員の親を対象にしたこのセミナーは、昨年11月に開かれたセミナー1に続くもので、現在多くの中高生が性についての間違った情報の中で混乱し悩んでいる中、神様から来るアガペーの愛こそ本当の愛と知ることが必要だとした。神様の愛は自分の決心に責任を持つことだと話しながら、性の罪や問題に苦しんでいる子供たちに、聖書の語っている性への正しい価値観を教えることの重要性を語った。
前回は聖書が語る性について詳しい解説が行われたが、今回は実際に性的罪を犯してしまった子供へのアフターケア、本当の愛を教える方法、またその本当の愛の定義を中心に進められた。藤田代表は、性的罪を犯してしまった子供に対しては、親子関係、神様との関係、これからの親子関係の三つが大切であり、ただ罪を赦すだけでなく、罪を告白させ、その傷ついた感情的な記憶を忘れさせ、それ以上は責めないことが大切だと語った。また、教育現場で行われる間違った性教育についても語り、適切な時期に適切な性教育を施すことが大事だと話した。現在、特に若者たちが性的堕落の危機に多くさらされており、またその過程を通してHIV等の性病の感染も大きく懸念されている。だからこそそのような危険を防ぐためにも結婚までセックスをしないノーセックスが大切であり、今こそ聖書の真理を土台としている教会が大胆にそれを語っていかなければならないと話した。そして藤田代表はエレミヤ書31章3節のみ言葉を話しながら、神様が人間を愛されたとき、その責任も完全に果たされたように、本当の愛とは自分もその決心に対して完全に責任を持っていかなければならないものだと語った。
現在の日本の最重要課題である性教育についての講演会であったが、主催者側の予想に反して、参加者は10名程度。藤田さんは「性教育は教会内でタブー視されている感がありますが、これほど参加が少ないとは。教会は性について社会に訴えていくべき」と教会に対し積極的姿勢を呼び掛けた。
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