今月23日から31日にかけて、現代フェミニスト神学を代表する一人、ハーバード大神学部のエリザベス・シュスラー・フィオレンツァ教授の初来日記念連続講演が行われる。
シュスラー・フィオレンツァ氏は、世界10ヶ国語に翻訳されフェミニスト神学を確立した古典とも言うべき著書『彼女を記念して:フェミニスト神学によるキリスト教起源の再構築』(1983年)で知られ、"Journal of Feminist Studies in Religion" の共同編集者や国際誌 "Concilium" の編集者としても活躍している。これまでフェミニスト神学の指導者的立場として20冊を越える著書、100以上の論文を出版してきた。
今回の来日は、フィオレンツァ氏のハーバード大での教え子で、『彼女を記念して:フェミニスト神学によるキリスト教起源の再構築』の日本語翻訳出版者である山口里子氏とフィオレンツァ氏との交友から実現することになった。実行委員会も山口氏が中心となり、カトリック・聖公会・プロテスタント各方面からの協力も得て構成されている。講演は山口氏が通訳をつとめる。また、講演集が新教出版から出版される予定だ。
講演の予定と問合せ先は以下のとおり。
? 3月23日(火)
時間:18:30〜20:30
会場:大阪・日本キリスト教団東梅田教会
演題:「愛はすべてを耐える・・・本当に?」
会費:1000円
? 3月26日(金)
時間:18:30〜20:30
会場:京都・ノートルダム大
演題:「「女性」のエクレシア:真に民主的な想像力と創造力に向けて」
会費:無料
? 3月28日(日)
時間:10:30〜11:45
会場:国際基督教大教会
演題:「暴力に打ち勝つイースターへ」
? 3月29日(月)
時間:18:30〜20:30
会場:東京ユニオン・チャーチ
演題:「フェミニスト神学はなぜ必要か?」
会費:1000円
? 3月31日(水)
時間:14:00〜16:00
会場:東京・上智大10号館講堂
演題:「ソフィアのパンか真理の石か?:闘いの場としての聖書解釈」
会費:無料
主催:西宮聖文舎、大阪キリスト教書店、堺キリスト教書店
問合せ先:FAX03−3922−3614
日本聖書神学校気付 「エリザベツ・シュスラー・フィオレンツァ講演会実行委員会」(代表:山口里子)
Eメール:[email protected]