三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングが4日、2006年のヒット商品番付を発表した。関脇(第三位)にキリスト教を題材にしたフィクション映画「ダ・ヴィンチ・コード」が選ばれた。
「ダ・ヴィンチ・コード」は、キリスト教共同体の真実を否定し、信仰の基盤を揺るがすものとして世界的社会現象を巻き起こした。原作はダン・ブラウン氏によって書かれた架空の小説で、イエスとマグダラのマリアが結婚して一子をもうけたとする理論が基盤。
ダヴィンチコードは44言語に翻訳され、4千万部以上の売り上げを記録。イエス・キリストの十字架上の死と復活、昇天を否定し、キリスト教を冒涜する内容であるとの批判がカトリック・プロテスタントから相次いでおり、公式に非難声明を発表する教会も少なくなかった。