財団法人ヒロシマ・ピース・センター(鶴衛理事長)は12日、平和運動や被爆者援護などに尽くした個人や団体に贈る「谷本清平和賞」に学校法人広島女学院を選んだと発表した。
受賞理由として、今年創立120周年を迎え、幼稚園から同窓会まで平和教育に長年継続して取り組んできたことを挙げた。
広島女学院では、1967年から原爆講座を毎年開講し、同窓会は去年、証言集「平和を祈る人たちへ」を出版し、国内外に配布するなど、後世への継承に努めている。
谷本清平和賞は、平和の大切さを訴え続けた被爆者の谷本清牧師の遺志を受け継ごうと、ヒロシマ・ピース・センターが1987年に設立したもの。今回で18回目となる。