住民基本台帳に基づく総務省の人口調査の結果、今年の出生者数が過去最低、死亡者数が過去最高であった。65歳以上の人口は初めて20パーセントを超え、日本の少子高齢化が進展したかたち。
日本のキリスト教界は世俗社会よりも少子高齢化が激しい。現職の牧師らが大量に引退を迎えようとしているにもかかわらず、将来を背負うべき若いクリスチャンには状況の深刻さが呑み込めていないのが現実だ。
若いクリスチャンを信仰の形骸化から救い、キリストの体である教界全体に目を向けさせる信徒訓練が必要となる。少子高齢化を自分の問題として捉え宣教を志す若者を中心とした教会形成のために、教派を超えた議論と実践が求められる。