「イスラエル軍は、市民を犠牲にする攻撃の停止を!」「イスラエルとヒズボラに対して即時停戦を求めます」との声明が1日NCC、YMCAなど15のNGOから出された。
声明は先月30日レバノン南部カナへの空爆の結果、37人の子どもを含む少なくとも57人の市民が殺害されたことに対して発せられた。NCCのサイトではこの声明を掲載しておりレバノン市民を巻き込んだ民間施設への攻撃を国際法に違反するとして非難した。
キリスト教系の団体が多くを占めるにもかかわらず、声明に聖書的根拠は示されておらず、福音派系のNGOの署名は見られない。戦争反対を表明するときですら一致を見ることができない日本のキリスト教界の分裂に病んだ姿が明らかになったかたち。
キリストの愛が互いに成されないままではいくら世の中に呼びかけようとキリストの弟子とは認められない。激動する国際社会に生きる日本キリスト教界にキリストにある協力が試される。