共同通信などによれば、国連総会は8日の本会議で、日本が提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」を賛成168、反対2、棄権7で正式に採択した。
決議に拘束力はないものの、人類史上唯一の被爆国として日本の立場を国際社会に強調した。
1994年以来、12年連続の採択という。今回は過去最多の賛成票を得た。今年が広島、長崎の被爆60年にあたるのを機に、日本が決議案の構成などを大幅に変え、核軍縮・不拡散の重要性をより明確に訴える内容とした、と各紙が評した。
米国とインドは反対票を投じた。棄権したのは中国、イスラエル、北朝鮮、パキスタン、ブータン、ミャンマー、キューバの7か国だった。ロシアは欠席した。