日本キリスト教協議会(東京・新宿区、以下NCC)在日外国人の人権委員会が3日、日本聖公会牛込聖バルナバ教会(同・同)で、外国人住民基本法に学ぶ集いを開催した。在日大韓基督教名古屋教会の金性済牧師が「多様化する在日コリアン社会と私たち」という題で講演した。複数の関係者からの情報でわかった。
第2部では「在日コリアンと日本の青年が求める共生社会」という主題で、在日大韓基督教会の青年会関東地方連合会会長の金耿昊さん、日本カトリック難民移住移動者委員会の金子由佳さん、東京神学大・大学院留学生の尹太悉さんが在日韓国人青年の現状について語った。
この集会を支援したのは、難民・移住労働者問題キリスト教連絡会、神奈川外キ連、関東外キ連、日本カトリック難民移住・移動者委員会、外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会。これらの団体は教派を超えて在日韓国人の問題に取り組んでいる。
在日外国人の人権委員会では、在日韓国人が中心となって、在日外国人の基本的権利を保障する「基本外国人住民基本法」の制定を訴えている。同法案は「外国人住民の人権と基本的自由および民族的・文化的独自性を保障し、外国人住民と日本人住民とが共生する社会を構築する」ことを目的としている。
現在、日本の宣教師ビザを取得することが難しく、日本宣教に対する国外宣教師の思いを妨げる要因となっている。