横浜中央YMCA(神奈川県横浜市)で11日から8月10日まで「介護保険事務請求」の技術を学ぶ介護保険事務講座が開催される。講座は毎週水曜日、全14回。
2002年4月にスタートした介護保険。今後もすすむ高齢化の中、"介護ができ、かつ介護保険事務ができる人材"への需要は今後も伸びるといわれている。同講座は、「介護保険の基礎」から学び、「給付管理業務」「請求事務」のモデルケース実習を繰り返しながら、「請求事務の技術」を身に付けることを目標としている。
キリスト教青年会と訳されるYMCA(Young Men's Christian Association)は、キリストに示された愛と奉仕の生き方を分かち合うことを目的として1844年ロンドンで誕生。現在では世界128の国と地域に広がる国際的非営利団体に成長した。
日本では1880年に「東京YMCA」1882年「大阪YMCA」が誕生。次いで1884年、横浜海岸教会の青年達を中心に「横浜YMCA」が誕生した。
今年10月18日で創立120周年を迎える同YMCA総主事の山根誠之氏は、先人の苦労と神の恵みに感謝すると話す。同氏は「イエスキリストの教えに従い、命が大切にされる平和な社会を築いていきたい。そのため、人々の生涯の必要に応える福祉社会が実現するように尽力したい」と話し、福祉活動への意欲を見せている。
横浜YMCAが事務局を置く横浜中央YMCAでは、本講座のほかにも様々な講座を通して、より質の高い福祉系人材の養成に努めている。昨年4月には同館内に「横浜中央YMCA介護サービスセンター」を設置し、ケアマネージャーによるケアプラン作成(居宅介護支援事業)などの働きを行っている。