写真:バングラデシュの現状を説明する会員のアニスル・ラハマンさん
飢餓や貧困に苦しむ地域に住む人々を支援するNPO(特定非営利活動法人)「ハンガーフリーワールド」(東京都千代田区)のバングラデシュ支部が主催する月例会が26日都内であり、バングラデシュの紹介や活動報告を行った。
会員ら40人が参加したこの集まりで、同支部の米岡さんは「日本は物質的に豊かだが、忘れているものがあるのではないか。互いの国が学びあうことが大切だと思う」などと語った。
報告によると、バングラデシュでは国民の35%が貧困による栄養不良の状態。所得は日本の100分の1で、平均寿命は男女61歳という。
ハンガーフリーワールドは本部を日本に置き、バングラデシュ、ハイチ、ウガンダに支部がある。準支部はガーナ、ブルキファソ、インドネシア、ハイティなどにあり、計10カ国で活動する。
参加者は「ボランティアは、その国に興味を持つことから始まる。ボランティアを通してバングラデシュを知ることができてよかった」と話した。