中国新聞は30日、日本基督教団西中国地区核問題特別委員会などが29日広島県尾道市の尾道久保教会(同)で、劣化ウラン弾(DU)の被害について考える講演会を開催した、と伝えた。劣化ウラン弾禁止(NO DU)・ヒロシマ・プロジェクト世話人の森滝春子さん(66)を講師に招き、市内などから45人が参加した。
同紙によると、森滝さんは2002年12月と03年6、7月にイラクで撮影したビデオを上映。病院のベッドに横たわる白血病の子どもたちの映像を見せて「劣化ウラン弾の放射能は将来にわたる被害を引き起こしている」と訴えた。 劣化ウラン弾による放射能被害が広く知られていないと指摘。「製造や使用中止の世論を高めよう」と呼び掛けた。