6月20日は国連総会で定められた「世界難民の日」。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日地域事務所では、多くの人が世界の難民に思いを寄せる機会にしようと、難民の日を挟んだ先月18日から今月14日まで、UNハウス(国連大学ビル)UNギャラリーで「世界難民の日」写真展を開催している。
今回は「難民の帰還〜安全で尊厳のある生活を再建できる故郷と呼べる地」をテーマとして、新たな故郷を求め自主帰還、現地定住、もしくは第三国定住していく、難民の挑戦と希望に目を向けた。タイに住むミャンマー難民、アジアやアフリカの難民や帰還民、UNHCR協力NGO団体から寄せられた現地での活動の様子などの写真数十点のほか、難民キャンプで作られた手芸品や帰還民からのビデオメッセージを展示している。UNHCR同事務所はこの写真展を通して、「きわめて困難な状況下にある難民の勇気と忍耐に敬意を表し、“私たちに何ができるのか”を考えていただければ」としている。
「世界難民の日」写真展は月曜日から金曜日午前10時から午後5時30分まで、国連大学ビル1、2階(渋谷区神宮前5-53-70)で開催されている。入場無料。詳細はUNHCR広報室(電話:03-3499-2310)まで。