米カトリック教会を揺るがした少年への性的虐待問題の発端として昨年有罪判決を受け服役中だったジョン・ゲーガン元神父(68)が23日、ボストン郊外の刑務所で死亡した。AP通信などが報じた。首を絞められた窒息死とみられ、警察は殺人罪などで終身刑に服している別の受刑者(37)を殺人容疑で調べている。
元神父は10歳の男の子に性的虐待を加えた罪で02年1月、禁固10年までという実刑判決を受けた。その後、ほかの聖職者による性的虐待も相次いで発覚し、「米宗教史上、最大の危機」と呼ばれる不祥事に発展した。
2003年8月25日10時08分
米カトリック教会を揺るがした少年への性的虐待問題の発端として昨年有罪判決を受け服役中だったジョン・ゲーガン元神父(68)が23日、ボストン郊外の刑務所で死亡した。AP通信などが報じた。首を絞められた窒息死とみられ、警察は殺人罪などで終身刑に服している別の受刑者(37)を殺人容疑で調べている。
元神父は10歳の男の子に性的虐待を加えた罪で02年1月、禁固10年までという実刑判決を受けた。その後、ほかの聖職者による性的虐待も相次いで発覚し、「米宗教史上、最大の危機」と呼ばれる不祥事に発展した。