学生スポーツの国際大会、ユニバーシアード大邱大会(韓国)は21日、大邱ワールドカップ競技場で開会式が行われ、11日間の大会の幕を開けた。北朝鮮も韓国との合同行進で参加し、南北統一への思いを強調。今回は170以上の国と地域から7180人が参加、史上最大規模となった。
午後6時半からの開会式では、韓国語の赴L順に日本選手団が114番目に入場。韓国と北朝鮮は最後に「KOREA」の名称で、白地に朝鮮半島の形を青く染め抜いた「統一旗」を掲げて共に入場した。国際総合競技大会への南北合同行進はシドニー五輪、釜山アジア大会、青森アジア大会に続いて4回目。
各国の入場行進は韓国語の順で行われ、ガーナが最初に入場し、日本の番になると、旗手を務める競泳男子の森隆弘選手(ミキハウス)を先頭にして選手らが行進した。
韓国と北朝鮮は「コリア(KOREA)」のプラカードで最後に登場。2人の旗手が、白地に青で朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲げて先導し、両選手団が合同で行進。 北朝鮮は韓国保守勢力の反北朝鮮集会を理由に一時は大会不参加を示唆したが、盧武鉉大統領の遺憾発言を受けて参加にいたった。
国際総合競技大会への南北合同行進はシドニー五輪、釜山アジア大会、青森アジア大会に続いて4回目。
本大会は31日まで、計11競技が行われる。