米クリスチャンテレビ局 「クリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワーク(以下、CBN)」に12日、日本で8年間活動したゴスペルシンガー、ギャリソン・デービス氏が出演し、日本人のキリスト教に対する姿勢が表面的であると指摘して関心を集めている。
CBNによるインタビューに対し、デービス氏は「日本の人々はキリスト教音楽が好きだが、音楽の中のメッセージは理解していない」と語った。また、日本ではキリスト教音楽が商業的に扱われており、キリスト教の価値観やメッセージはほとんど紹介されないと指摘した。
デービス氏は、「神がどういう方か、なぜイエス・キリストを受け入れねばならないのかについて感心を向ける価値観は日本人の中に無い。日本人にとっては『キリスト教信仰=西欧の宗教』という印象が根強く残っている」と話した。
こうした意見は米調査機関ギャラップ社からもあった。昨年、同社は日本人がキリスト教に好意的である一方で、イエス・キリストとのこころからの交わりを求めていない点を指摘した。
ギャラップ社のビル・マッケイ氏は、文化の壁を越えて福音の真価を伝える働き手が求められていると強調した。