宣教師として来日し、建築、教育、福祉など幅広い分野で日本に大きな足跡を残したウィリアム・M・ヴォーリズの信仰に学ぼうと、神戸YMCA後援会は来年2月17日正午より、午餐会「ヴォーリズと神戸」を神戸YMCAレストラン「サイコー亭」で開催する。講師は、長年ヴォーリズの研究を続けてきた芹野与幸氏(一粒社ヴォーリズ建築事務所経営管理室長)。
ヴォーリズは、英語教師としてアメリカから来日後、日本各地で西洋建築の設計を数多く手掛けた。神戸では関西学院や神戸女学院の建物をはじめ、旧ユニオンチャーチや百貨店「大丸」、神戸YMCAの第一期、第二期会館を設計した。ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人として、メンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家としても有名である。
会費は3000円(昼食含)。定員は50人で事前予約が必要。問い合わせ、申し込みは神戸YMCA本部事務局(電話:078・241・7201、担当:中村・小柴)まで。