市民に本当のクリスマスの喜びを知ってもらうと、市内と近郊のキリスト教諸教会と神戸YMCA、神戸YWCAによる神戸市民クリスマス委員会主催の「神戸市民クリスマス」が15日、兵庫県神戸市であった。大人や子どもたちおよそ330人が市内を巡ってクリスマスキャロルを歌い、街行く人々に福音の知らせを告げた。
市内を中心に教会や学校、一般の企業など約100の団体が協賛して、毎年この時期に開催し48回目。今年は、市内にある日本聖公会神戸聖ミカエル教会がメイン会場となった。
参加者らは4つのグループに別れ、午後5時から1時間以上かけて市内の教会や街頭を歌い巡った。ミカエル大聖堂で開かれた午後7時半からの礼拝(祈りと祝福のとき)には、市民らおよそ570人が詰め掛け、礼拝の最後には参加者一同でハレルヤコーラスを歌い上げた。
毎年ノンクリスチャンの参加も多く、昨年から始まった子ども用プログラムには教会外から数多くの子どもたちが集まっている。子どもたちに連れられてノンクリスチャンの家族が集会に導かれているという。夜の集会では芳我秀一司祭(神戸聖ミカエル教会)が、クリスマスにちなんだ聖書のメッセージを参加者に伝えた。