チアにっぽん(稲葉寛夫代表)が11月23−25日、「チャーチ&ホームスクーリング・励ましとチャレンジセミナー」をホテルグリーンプラザ白馬(長野県北安曇郡)で開催した。800人以上の参加者たちは、チャーチスクーリング(CS)やホームスクーリング(HS)体験者らによる講演を聞き、家庭や教会での聖書信仰に基づいた子ども教育の必要性と可能性を再認識した。
主講師として来日したジョシュア・ハリス師は、全米ホームスクーラーの父母的な存在のグレッグ、ソノ・ハリス夫妻の息子。自身も妻のシャノンさんと一緒にふたりの子どもをHSで育てている。
基調講演でハリス師は、新約聖書コリント人への第一の手紙1章18−31節を引用して、福音こそクリスチャンによる家庭教育の究極的動機でなければならないと語った。救いを得させる神の力である十字架の知恵は、この世の知恵と違うものであり、その見分け方を子どもたちに教えることが大切と説いた。
分科会では、愛情と恵みに富んだ正しい養育指導のあり方、子どもたちの身の回りの誘惑から子どもたちを守り訓練する方法について、ハリス師自らの経験をもとに話し合った。
3日間で30以上の分科会があり、「光の子どもインターナショナルスクール」(兵庫県川辺郡猪名川町)の青木靖彦牧師(グッド・サマリタンチャーチ、住所同)、稲葉代表、宇佐神実氏(クリエーションリサーチ代表)、ポール・ブローマン氏(宮城明泉学園、啓明宮城小学校創設理事)、フィリップ・ブローマン氏(宮城明泉学園理事長)をはじめ、多数の講師が参加した。
チアにっぽんによると、セミナーの参加者は年々増加している。稲葉代表は、「(チアにっぽんの活動が)7年目に入り、最初に(HSを)始めた人々の実りが現れてきたことが大きな成果。(CSやHSに対する)理解が着実に広がっている」と話した。