11月3、4、5日に開催される「沖縄フランクリン・グラハム国際大会」(実行委員長:国吉守牧師)開催に向けた半徹夜祈祷会が1日、沖縄・那覇バプテスト教会で行われた。午後7時半から3部にわたって集会が行われ、延べ210人の牧師や信徒らが、御言葉と祈りで心を一つにして大会を準備した。
午後7時半から行われた第1部の集会では、名護バプテスト教会の田畑凡男牧師、第2部は、日本フォースクウェア教団沖縄新生教会の比嘉幹房牧師、午前零時半まで行われた第3部では、胡屋バプテスト教会の渡真利彦文牧師がそれぞれ説教した。
田畑凡男牧師は第1部の集会で、新約聖書のピレモン書を本文に説教。キリストを信じて救われ、以前は役に立たなかったが、神のために役に立つ者とされたオネシモの生涯を語りながら、「(神に)有用な人となって、福音を伝えていきましょう」と、福音をまだ知らない多くの人々を大会につれてくるよう呼びかけた。
第2部の説教で比嘉師は、ルカ10:25〜37にある善きサマリア人のように、自分が大会につれてきたいと思っている人々と、よく共に時間を過ごし、自分の大切な時間をささげることで愛を実践するよう会衆に勧めた。
渡真利師は、エペソ1:15からのパウロの祈りより、?神を深く知るため、?神の招きによってどのような希望が与えられているか、その豊かな栄光の輝きを悟るため、?信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力がどれほど大きなものであるかを悟るために、熱心に祈るべきであることを示した。
今年4月から始まった徹夜祈祷会も、今回で6回目となった。ヨシュアの軍隊は、主の御言葉に従って町のまわりを7度回ったとき、難攻不落であったエリコの城壁は一瞬のうちに崩れ落ちた(ヨシュア記6:1〜27)。7度まであと一回。主イエスを拒む頑なな心の「壁」は、沖縄のクリスチャンたちが捧げる熱い祈りによって崩れ落ちる。
この祈祷会前には、グラハム伝道の趣旨を伝える説明会を開催し、県内にある諸教会の牧師たちに更なる教会協力を呼びかけた。今大会の協力教会数は、すでに100を超えている。日本の教団教派間に存在する堅固な「壁」は、この沖縄の地から今にも崩れ落ちそうだ。